つわりの治療

東京都港区高輪・品川駅 高輪口 徒歩5分
つわり(妊娠中の吐き気・嘔吐)がつらいときのご相談を受けています。食事や生活の工夫だけではつらさが続くときは、お薬で症状をやわらげる方法もあります。海外でつわりの治療薬として使われている飲み薬(ボンジェスタ)の処方も準備しています。
水分がほとんど取れない、体重が大きく減った、尿が少ないといったときは、重いつわり(妊娠悪阻)の可能性があります。我慢せず、早めにご連絡ください。
このページの要点
つわりは、
いつ頃まで続きますか?
多くは妊娠5〜6週頃に始まり、12〜16週頃までに落ち着いてきます。
つわりは、妊娠した方の多くが経験します。吐き気、嘔吐、食欲の低下、においに敏感になるなど、出方や強さは人によって大きく違います。落ち着く時期にも個人差があり、もっと長く続く方もいます。
つらさは「気の持ちよう」ではありません。仕事や家事、上のお子さんのお世話がつらいときは、我慢せずにご相談ください。
すぐに受診したほうがよいのは、
どんなときですか?
次のようなときは、重いつわり(妊娠悪阻)の可能性があります。点滴などの治療が必要になることがあるため、早めに受診してください。
- 水分がほとんど取れない、飲んでも吐いてしまう
- 尿の量や回数が明らかに少ない
- 体重が妊娠前より大きく減った(目安として5%以上)
- 立ちくらみ、ふらつき、ぐったりして動けない
点滴や入院での治療が必要なときは、対応できる医療機関をご紹介します。
自分でできる工夫は
ありますか?
- 空腹になると吐き気が強くなりやすいので、少しずつ回数を分けて食べる
- 食べられるもの・飲めるものを、食べられるときに取る
- においの強い調理や場所を避ける
- 水分は、少量ずつこまめに取る
工夫をしてもつらさが続くときは、お薬の治療をご相談ください。
お薬による治療は
ありますか?
症状に合わせて、吐き気止めや、ビタミンB6などを使うことがあります。水分が取れないときは、点滴で水分や栄養を補います。
また、海外でつわりの治療薬として承認されている飲み薬(ボンジェスタ)の処方を準備しています。どのお薬が合うかは、妊娠週数・症状・ほかに飲んでいるお薬をうかがって、医師が判断します。
ボンジェスタとは、
どのようなお薬ですか?
ボンジェスタ(Bonjesta)は、ドキシラミンコハク酸塩(抗ヒスタミン薬)とピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)を組み合わせた飲み薬です。米国では、妊娠中の吐き気・嘔吐の治療薬として FDA(米国食品医薬品局)に承認されています。
飲む期間(治療期間)と通院の回数は、症状と妊娠週数で変わります。処方する錠数は、症状に合わせて医師が決めます。続けるときは、診察で症状を確かめてから次の処方を決めます。
日本では承認されていないお薬のため、保険は使えず、自費診療になります。効き目や副作用の出方には個人差があります。
未承認医薬品であることについて
- 未承認医薬品であること
- ボンジェスタは、日本の医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医薬品です。
- 入手経路
- 当院の医師の判断により、海外から個人輸入しています。
- 国内の承認医薬品の有無
- 同じ成分・性能を持つ国内承認医薬品はありません(2026年10月時点)。
- 諸外国における安全性等の情報
- 米国 FDA で、妊娠中の吐き気・嘔吐の治療薬として承認されています。
- 医薬品副作用被害救済制度
- 未承認医薬品のため、万一重い副作用が起きた場合でも、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
副作用・注意点
ボンジェスタの主な副作用は、眠気、めまい、口の渇き、便秘などです。飲んでいる間は、車の運転や危険をともなう機械の操作は避けてください。
ほかの吐き気止めなどと組み合わせると、眠気が強く出ることがあります。いま飲んでいるお薬は、診察のときにすべてお知らせください。
費用はいくらですか?
ボンジェスタは自費診療です。吐き気止めや点滴などの治療は、保険が使えることがあります。
ボンジェスタの料金は次のとおりです(自費診療)。
| ボンジェスタ | 目安 | 料金(税抜) | 税込 |
|---|---|---|---|
| 7錠 | 約1週間分 | 19,800円 | 21,780円 |
| 14錠 | 約1〜2週間分 | 38,800円 | 42,680円 |
| 28錠 | 約2〜4週間分 | 74,800円 | 82,280円 |
| 56錠 | 約4〜6週間分 | 144,800円 | 159,280円 |
診察料は別にかかります。お薬は医師の診察のうえで処方します。
そのほかの費用は費用についてをご覧ください。
いつから受診できますか?
つわりの治療とボンジェスタの処方は、現在開始の準備をしています。始める日が決まりましたら、このページでお知らせします。
重いつわりのサインがあるときは、開始日にかかわらず、まずお電話でご相談ください。
よくある質問
ボンジェスタは薬局で買えますか?
日本では未承認の医薬品のため、薬局では購入できません。医師の診察のうえで処方します。
ボンジェスタは妊娠のどの時期から使えますか?
つわりの症状がある妊娠初期からご相談いただけます。使えるかどうかと飲む期間は、妊娠週数と症状をうかがって医師が判断します。
つわりが重いのですが、我慢したほうがよいですか?
我慢する必要はありません。水分が取れない、尿が少ないといったときは、早めに受診してください。
監修・更新
最終更新:2026年10月29日(院長の監修を受けて内容を見直す予定です)
この記事は一般的な医学情報をまとめたものです。個別の診断・治療方針は診察のうえでご説明します。
出典
公益社団法人 日本産科婦人科学会
厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について」
PMDA「医薬品副作用被害救済制度」
ご相談・ご予約
婦人科の初診は、WEBでご予約いただけます。どの検査や処方が合うか決まっていない段階でも、診察でご相談ください。