レディースクリニック なみなみ

直腸瘤とは|押すと出る便秘の正体と、婦人科でできること

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レディースクリニックなみなみの受付と待合スペース(直腸瘤の相談ができる婦人科)
クリニックなみなみ 院長 叶谷愛弓

執筆者兼監修者プロフィール

レディースクリニックなみなみ
院長 叶谷愛弓

東大産婦人科に入局後、長野県立こども病院、虎の門病院、関東労災病院、東京警察病院、東京都立豊島病院、東大病院など複数の病院勤務を経てレディースクリニックなみなみ院長に就任。

資格

  • 医学博士
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
  • FMF認定超音波医
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トイレでいきんでも、便が出口のところで止まってしまう。指で腟や会陰のあたりを押すと、やっと出る。すっきりしないので何度もトイレに通ってしまう——こうした「出口でつかえる便秘」の背景に、直腸瘤(ちょくちょうりゅう)が隠れていることがあります。

下剤を飲んでも改善せず、「体質だから」と何年も付き合ってこられた方が少なくありません。直腸瘤は便そのものの問題ではなく、腟の後ろの壁がゆるんで起きる形の問題です。そのため、便秘の薬だけでは解決しにくいという特徴があります。この記事では、直腸瘤とはどういう状態なのか、どこで診てもらえばよいのか、どのような対処があるのかを、産婦人科の視点から整理します。

目次
  1. 1 この記事でわかること
  2. 2 直腸瘤とは — 腟の後ろの壁がゆるみ、直腸が腟側へ膨らむ
  3. 3 「出口でつかえる便秘」と、腸の動きが悪い便秘は別のもの
  4. 4 直腸瘤になりやすいのはどういう方か
  5. 5 自分で気づけるサインと、医療機関での確かめ方
    1. 5.1 気づきやすいサイン
    2. 5.2 医療機関ではどう確かめるのか
  6. 6 ⚠️ 別の病気を疑うサイン — この場合は先に消化器の検査を
  7. 7 放置するとどうなるのか
  8. 8 直腸瘤はどうやって対処するのか
    1. 8.1 1. 便を柔らかく保つ(これが最優先)
    2. 8.2 2. 骨盤底筋トレーニング
    3. 8.3 3. ペッサリー
    4. 8.4 4. 手術
    5. 8.5 5. レーザー・磁気刺激という選択肢
  9. 9 肛門科と婦人科、どちらを受診すればよいのか
  10. 10 当院でできること・できないこと
    1. 10.1 当院で行えること
    2. 10.2 当院では行っていないこと
  11. 11 よくある質問(FAQ)
    1. 11.1 直腸瘤はどうやって対処するのですか?
    2. 11.2 直腸瘤になりやすいのはどんな人ですか?
    3. 11.3 直腸瘤はどうやってチェックするのですか?
    4. 11.4 直腸瘤を放置するとどうなりますか?
    5. 11.5 下剤を飲んでも改善しないのはなぜですか?
    6. 11.6 肛門科と婦人科、どちらに行けばよいですか?
  12. 12 まとめ
    1. 12.1 自分でのトレーニングが続かない方へ ― 座るだけの骨盤底筋トレーニング
  13. 13 関連する診療メニュー

この記事でわかること

  • 直腸瘤とは、体の中で何が起きている状態なのか
  • 「出口でつかえる便秘」と、腸の動きが悪い便秘の違い
  • 直腸瘤になりやすい方の特徴
  • 自分で気づけるサインと、医療機関での確かめ方
  • 放置した場合に起こりうること
  • 対処の選択肢(便通の管理・骨盤底筋トレーニング・ペッサリー・手術・レーザー)
  • 肛門科と婦人科、どちらを受診すればよいのか
  • 受診したほうがよい「別の病気を疑うサイン」

直腸瘤とは — 腟の後ろの壁がゆるみ、直腸が腟側へ膨らむ

女性の骨盤の中には、前から順に膀胱・子宮・直腸が並んでいます。直腸と腟は、薄い壁を隔てて隣り合っています。

この腟の後ろの壁(後壁)がゆるむと、いきんだときに直腸が腟のほうへポケット状に膨らみます。これが直腸瘤です。「直腸腟壁弛緩症」「レクトシール」と呼ばれることもあります。

いきむと、本来なら肛門へ向かうはずの力が、このポケットのほうへ逃げてしまいます。便がポケットに入り込んで留まるため、力を入れているのに出ていかないという状態になります。

骨盤の中の臓器が下がってくる状態を総称して骨盤臓器脱と呼びます。直腸瘤はそのうち「後ろ側」で起きるもので、前側で膀胱が下がる膀胱瘤や、中央で子宮が下がるもの(子宮脱)と同時に起きていることもよくあります

レディースクリニックなみなみ 叶谷愛弓院長(目黒・産婦人科/医学博士)

「便秘の相談を婦人科でしてもいいのですか」とよく聞かれます。女性の出口の便秘は、腟の後ろの壁の状態と切り離せません。恥ずかしい話ではありませんので、そのままお話しいただいて大丈夫ですよ。

「出口でつかえる便秘」と、腸の動きが悪い便秘は別のもの

便秘とひとくちに言っても、大きく2つに分かれます。

  • 腸の動きが遅いタイプ:そもそも便が下りてこない。数日出ない、お腹が張る
  • 出口で出せないタイプ:便は直腸まで来ているのに出ていかない。便意はあるのに出ない、残便感が強い

直腸瘤で起きるのは後者です。ここが大事なところで、腸を動かす下剤を飲んでも、出口の形の問題は変わりません。「下剤を増やしても効かない」「かえってお腹が痛くなるだけ」という経験をされている方は、タイプが合っていない可能性があります。

直腸瘤になりやすいのはどういう方か

腟の後ろの壁を支える力が弱まる要因が重なって起こると考えられています。

  • 経腟分娩の経験がある方:とくに複数回の出産、長い分娩時間、会陰の大きな裂傷や切開を経験された方
  • 閉経後・加齢:エストロゲンが減ることで、組織の張りが失われていきます
  • 長く便秘が続いている方:強くいきむ習慣そのものが、後壁に負荷をかけ続けます
  • 慢性の咳がある方・重い物を扱う方・肥満の方:腹圧が繰り返しかかります
  • 子宮全摘の手術を受けた方:支えの構造が変わることで起こることがあります

注意したいのは、便秘が直腸瘤の原因にも結果にもなるという点です。便が硬くて強くいきむ → 後壁がさらにゆるむ → もっと出にくくなる、という悪循環が起こりえます。だからこそ、便を柔らかく保つことが対処の出発点になります。

自分で気づけるサインと、医療機関での確かめ方

気づきやすいサイン

  • 便意はあるのに、いきんでも出ていかない
  • 出したあとも残っている感じがして、何度もトイレに戻る
  • 腟や会陰のあたりを指で押すと出やすくなる(用手的な排便補助)
  • 便が細切れになって少しずつしか出ない
  • 腟の後ろ側に、やわらかい膨らみを触れることがある
  • 下腹部や腟のあたりに、下がってくるような重さを感じる

このなかで最も特徴的なのが「押すと出る」です。ご自身では「変な癖がついてしまった」と思っておられることが多いのですが、これは形の問題を体が補っているサインで、診察でも重視する情報です。恥ずかしがらずに伝えていただきたいところです。

医療機関ではどう確かめるのか

基本は内診です。腟の後ろの壁がどの程度ゆるんでいるか、いきんだときにどこまで膨らむかを確認します。POP-Q というスコアを用いて、下がり具合を段階で評価します。

あわせて、前側(膀胱)や中央(子宮)にも下垂がないかを確認します。一か所だけということは少ないためです。骨盤底筋の動きや、経会陰の超音波で状態を見ることもあります。

排便の様子をより詳しく調べる検査(排便造影など)は専門の施設で行うもので、必要と判断した場合にご紹介します。

⚠️ 別の病気を疑うサイン — この場合は先に消化器の検査を

「便が出にくい」という症状は、直腸瘤以外の原因でも起こります。次のような症状をともなう場合は、直腸瘤の対処より先に、大腸そのものを調べる必要があります

  • 便に血が混じる、黒い便が出る
  • 便が急に細くなった
  • 体重が減ってきている
  • これまでと排便の様子が急に変わった
  • お腹の痛みが続く、しこりを触れる

こうした症状がある場合は、消化器内科・大腸肛門科での検査を優先してください。当院で気づいた場合も、その場でご案内します。「骨盤底の問題だろう」と決めつけないことが安全につながります。

放置するとどうなるのか

直腸瘤そのものは、命に関わる状態ではありません。急いで手術をしなければならないものでもありません。ただし、自然に元の形へ戻ることは期待しにくいと考えられています。

  • いきみの悪循環が続く:出にくい → 強くいきむ → 後壁がさらにゆるむ、という流れが進むことがあります
  • 痔の原因になることがある:強いいきみが続くと、いぼ痔や切れ痔につながることがあります
  • 他の場所の下垂と重なってくる:膀胱側や子宮の下垂が加わってくることがあります
  • 生活の質が下がる:トイレに時間がかかる、外出をためらう、といった形で日常に影響します

「困ってはいるけれど病院に行くほどでは」と感じる方が多い症状ですが、便通を整えるだけで楽になる方も少なくありません。早い段階ほど、負担の少ない方法で対処できます。

直腸瘤はどうやって対処するのか

1. 便を柔らかく保つ(これが最優先)

直腸瘤があっても、便が柔らかければ症状が出にくいことがよくあります。形そのものは変わらなくても、困りごとは大きく減らせるということです。

  • 水分と食物繊維をとる
  • 便を柔らかくするタイプの薬を使う(刺激して腸を動かすタイプとは役割が違います)
  • 強くいきまない。出ないときはいったん切り上げる
  • 足台を使って前かがみの姿勢をとると、出口の角度が変わって出やすくなることがあります

薬の種類や量は、いま飲んでいるものとの兼ね合いがあります。ご自身の判断で増減せず、処方した医師や薬剤師にご相談ください。

2. 骨盤底筋トレーニング

軽度から中等度の骨盤臓器脱に対して、手術によらない方法の第一に位置づけられています。支える力を底上げし、症状の緩和や進み方をゆるやかにすることが期待できると考えられています。

ここで大事なのは、骨盤底筋には「締める」と「緩める」の両方の役割があるという点です。排便のときは緩める必要があります。うまく緩まないと、いきんでも出口が開かず、かえって出にくくなることが知られています。締める練習ばかりしていると、排便にはむしろ逆効果になりうるということです。

やり方は骨盤底筋トレーニングの正しいやり方に、避けたほうがよい取り組み方は骨盤底筋トレでやってはいけないことにまとめています。

3. ペッサリー

腟の中に器具を入れて、下がってきた部分を物理的に支える方法です。手術を避けたい方に用いられます。ただし直腸瘤に対しては、前側の下垂に比べると合う形を見つけにくい場合があります。

4. 手術

他の方法で困りごとが解決しない場合や、下垂が進んでいる場合に検討します。腟から行う方法と肛門から行う方法があり、施設や状態によって選ばれます。

5. レーザー・磁気刺激という選択肢

インティマレーザーは腟の粘膜と支持組織に働きかけるもので、腟の後ろの壁がゆるむ直腸瘤や、前の壁がゆるむ膀胱瘤に対して用いられます。一方、子宮を支える靱帯が伸びていることで起こる子宮脱には、働きかける場所が異なるため効果は限られると考えられています。

磁気刺激(スターフォーマー)は骨盤底の筋層に働きかけるもので、支える力の底上げを目的とします。すでに大きく脱出している状態を押し戻すものではありません。いずれも自費診療で、適応があるかどうかは診察のうえで判断します。

肛門科と婦人科、どちらを受診すればよいのか

直腸瘤はどちらの科でも扱う病気です。「便が出にくい」という入り口から肛門科・大腸肛門科を受診される方が多く、それはまったく自然な流れです。

そのうえで、次のような場合は婦人科での評価が向いています

  • 排便だけでなく、尿もれ・頻尿・下がってくる感じもある
  • 出産をきっかけに始まった、または閉経のころから強くなった
  • 腟に何かが触れる感じがあり、前側・中央にも下垂がないか一度に確かめたい
  • 手術は避けたい、あるいはまだ手術の段階ではないと感じている

骨盤底は前・中央・後ろがひとつながりの構造です。後ろだけが単独でゆるんでいることは少なく、婦人科では前側・中央も含めて一度に確認できます。尿もれを併せ持つ方であれば、なおさら一度にご相談いただくほうが早いと思います。

レディースクリニックなみなみ 叶谷愛弓院長(目黒・産婦人科/医学博士)

「肛門科で手術と言われたけれど、踏み切れない」というご相談も受けます。手術以外にできることがあるかどうか、状態を見てからでも遅くありません。ひとまず今どうなっているかを一緒に確認しましょう。

当院でできること・できないこと

当院で行えること

  • 診断:内診による後壁のゆるみの評価、POP-Q による程度の確認、前側・中央の下垂の有無の確認
  • 尿の症状の評価:尿もれ・頻尿・残尿を併せ持つ場合の見極め
  • 便通の整え方の相談と、いきみ方・排便姿勢の助言
  • 骨盤底筋トレーニングの指導(締めるだけでなく、緩める側も含めて)
  • インティマレーザー(腟の粘膜・支持組織へのアプローチ)
  • スターフォーマー(骨盤底筋へのアプローチ)

当院では行っていないこと

  • 大腸内視鏡などの消化器の検査は行っていません。 血便・体重減少など別の病気を疑う症状があれば、消化器内科・大腸肛門科をご案内します
  • ペッサリーの取り扱いはありません。 適応と判断した場合は対応施設をご紹介します
  • 手術は行っていません。 手術を検討する段階と判断した場合は、専門医と連携してご紹介します

できないことのほうが目立って見えるかもしれません。ただ、「いま何がどの程度ゆるんでいるのか」「手術が必要な段階なのか」を確かめるところまでは当院で行えますし、手術を選ばずに済む段階であれば、その範囲の方法をご提案できます。

よくある質問(FAQ)

直腸瘤はどうやって対処するのですか?

まず取り組むのは便を柔らかく保つことです。直腸瘤があっても、便が柔らかければ症状が出にくいことがよくあります。あわせて、強くいきまない、足台を使って前かがみの姿勢をとる、といった排便の仕方の工夫が役立ちます。次に骨盤底筋トレーニングで支える力を底上げします。それでも困りごとが残る場合に、ペッサリー、腟の粘膜・支持組織に働きかけるレーザー、そして手術が検討されます。順番としては負担の少ないものから試すのが一般的です。どの段階から始めるべきかは、ゆるみの程度と生活での困り方によって変わりますので、診察のうえでご提案します。

直腸瘤になりやすいのはどんな人ですか?

経腟分娩の経験がある方、とくに複数回の出産や会陰の大きな裂傷を経験された方に多くみられます。加えて閉経後は組織の張りが失われるため、年齢とともに増えていきます。また長く便秘が続いて強くいきむ習慣がある方も、後壁に負荷がかかり続けるため起こりやすくなります。慢性の咳がある方、重い物を扱う仕事をされている方、肥満のある方も同様です。子宮全摘の手術を受けたあとに起こることもあります。ただし、これらに当てはまる方すべてに起こるわけではありませんし、当てはまらない方に起こらないわけでもありません。

直腸瘤はどうやってチェックするのですか?

医療機関では内診で確かめます。腟の後ろの壁がどの程度ゆるんでいるか、いきんだときにどこまで膨らむかを見て、POP-Q というスコアで段階を評価します。あわせて前側(膀胱)や中央(子宮)にも下垂がないかを確認します。一か所だけということは少ないためです。ご自身で気づける手がかりとしては、「腟や会陰を指で押すと便が出やすくなる」という点がいちばん特徴的です。ほかに、残便感が強い、便意はあるのに出ない、腟の後ろ側にやわらかい膨らみを触れる、といったサインがあります。より詳しく排便の様子を調べる検査は専門の施設で行うもので、必要と判断した場合にご紹介します。

直腸瘤を放置するとどうなりますか?

命に関わる状態ではなく、急いで手術が必要になるものでもありません。ただし自然に元の形へ戻ることは期待しにくく、出にくい→強くいきむ→後壁がさらにゆるむ、という悪循環が進むことがあります。強いいきみが続くと、いぼ痔や切れ痔につながることもあります。また前側や中央の下垂が加わってくることもあります。日常面では、トイレに時間がかかる、外出をためらうといった形で生活の質に影響します。一方で、便通を整えるだけで楽になる方も少なくありませんので、まず状態を確かめて、できるところから始めるのが現実的だと思います。

下剤を飲んでも改善しないのはなぜですか?

便秘には大きく「腸の動きが遅くて便が下りてこないタイプ」と「便は来ているのに出口で出せないタイプ」があり、直腸瘤で起こるのは後者だからです。腸を刺激して動かすタイプの下剤は前者に向けたもので、出口の形の問題そのものには働きかけません。そのため量を増やしても手ごたえが得られず、お腹が痛くなるだけということが起こります。出口で出せないタイプでは、便を柔らかく保つ方向の対処と、いきみ方・姿勢の工夫、骨盤底筋の使い方が中心になります。お薬の種類が合っているかを含めて、一度ご相談ください。なおご自身の判断で薬を増減しないでください。

肛門科と婦人科、どちらに行けばよいですか?

どちらでも扱う病気ですので、行きやすいほうで構いません。目安として、血便・便が細くなった・体重が減ったといった症状があれば、まず消化器内科や大腸肛門科で大腸そのものを調べてください。これは直腸瘤より優先します。一方、尿もれや頻尿、下がってくる感じも一緒にある場合、出産や閉経をきっかけに始まった場合は、婦人科での評価が向いています。骨盤底は前・中央・後ろがひとつながりの構造で、後ろだけが単独でゆるんでいることは少ないためです。婦人科では前側・中央も含めて一度に確認できます。どちらを受診しても、必要に応じてもう一方へご紹介する形になります。

まとめ

  • 直腸瘤は、腟の後ろの壁がゆるみ、いきんだときに直腸が腟側へ膨らむ状態
  • 起こるのは「出口で出せないタイプ」の便秘。腸を動かす下剤では変わらない
  • いちばん特徴的なサインは「腟や会陰を押すと便が出やすくなる」
  • 血便・便が細くなった・体重が減ったときは、先に大腸そのものを調べる
  • 対処は便を柔らかく保つことが最優先。次に骨盤底筋、それでも残ればペッサリー・レーザー・手術
  • 骨盤底筋は「締める」だけでなく「緩める」側も大事。締める練習だけでは排便には逆効果になりうる
  • 当院では診断・便通の相談・骨盤底筋の指導・インティマレーザー・スターフォーマーまで対応。消化器の検査・ペッサリー・手術は行っておらず、必要な場合はご紹介します

「便のことで婦人科に行くのは違うのでは」とためらわれる方が多いのですが、女性の出口の便秘は骨盤底の状態と切り離せません。東京・目黒のレディースクリニックなみなみでは、前側・中央・後ろをまとめて確認できます。長く付き合ってこられた症状ほど、一度きちんと見てみる価値があります。

自分でのトレーニングが続かない方へ ― 座るだけの骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)は有効な方法ですが、「正しく収縮できているか分からない」「忙しくて続かない」という声も多くあります。

当院では、服を着たまま椅子に座るだけで骨盤底筋に高強度の磁気刺激を与え、収縮運動を起こす「スターフォーマー」による治療を行っています。1回20分程度・週1〜2回の通院で、ご自身のトレーニングでは動かしにくい筋肉まで働きかけます。

  • こんな方に:くしゃみ・咳・運動での尿もれ(腹圧性尿失禁)、産後の骨盤底のゆるみ、頻尿が気になる方
  • 料金:1回 22,000円/8回セット 158,400円(税込・自由診療)
  • 腟側の組織に働きかけるインティマレーザーとの併用プラン(10%オフ)もあります

スターフォーマーは国内では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医療機器です(医師の判断のもと個人輸入により導入・自由診療)。効果には個人差があり、適応は診察で判断します。

クリニックなみなみ 院長 叶谷愛弓

執筆者兼監修者プロフィール

レディースクリニックなみなみ
院長 叶谷愛弓

東大産婦人科に入局後、長野県立こども病院、虎の門病院、関東労災病院、東京警察病院、東京都立豊島病院、東大病院など複数の病院勤務を経てレディースクリニックなみなみ院長に就任。

資格

  • 医学博士
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
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参考文献

  1. 産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編 2023. 日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会 (2023). https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00802/
  2. 女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版]. 日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会編, リッチヒルメディカル (2019).
  3. 病気がみえる vol.9 婦人科・乳腺外科 第2版 (MEDIC MEDIA, 2018).
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