レディースクリニック なみなみ

妊娠線は予防できる?いつから始める?産婦人科専門医が教える妊娠線予防クリームと効果的ケア

更新日:

公開日:

クリニックなみなみ 院長 叶谷愛弓

執筆者兼監修者プロフィール

レディースクリニックなみなみ
院長 叶谷愛弓

東大産婦人科に入局後、長野県立こども病院、虎の門病院、関東労災病院、東京警察病院、東京都立豊島病院、東大病院など複数の病院勤務を経てレディースクリニックなみなみ院長に就任。

資格

  • 医学博士
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
  • FMF認定超音波医
総監修者について詳しく見る 

…続きを見る

  • 妊娠線(ストレッチマーク)は、妊婦の50〜90%に現れるとされる一般的な症状で、赤紫色の線状の跡として主にお腹や胸、太ももに現れます。出産後は白っぽい色に落ち着きますが完全には消えません。
  • 妊娠線ができる原因は、妊娠による急激な体型変化とホルモン変化で皮膚の真皮が裂けてしまうことです。皮膚の構造上、一度裂けた真皮は元に戻らないため、妊娠線は残ってしまいます。
  • 妊娠線の予防は妊娠初期から始めるのが理想的です。早い人では妊娠中期から妊娠線が現れるため、できる前から保湿ケアを継続しましょう。妊娠線ができかけても、その時点からケアを始めれば悪化を防げます。
  • 予防のポイントは、毎日の保湿と適度な体重管理です。低刺激のクリームやオイルで肌を保湿し、急激な体重増加を避けて皮膚への負担を減らしましょう。腹帯やマッサージの活用も有効です。
  • 効果的な成分としては、ヒアルロン酸やビタミンE、コラーゲン、セラミドなど保湿・肌の弾力を保つ成分が挙げられます。これらが含まれた妊娠線予防クリームを選ぶとよいでしょう。

妊娠中、お腹や太ももに赤い筋を見つけて、「これって妊娠線?予防できなかったの?」と不安になる妊婦さんも多いのではないでしょうか。妊娠線(ストレッチマーク)は一度できると完全に消すことが非常に難しいため、早めの予防が大切です。
結論から言えば、妊娠線を完全に防ぐには適切な保湿ケア体重増加のコントロールによって、妊娠線ができにくくしたり、症状の悪化を防ぐことが非常に大切です。

なお、レディースクリニックなみなみでは、妊娠線予防のオリジナルクリームの販売、つわりや体調不良で通院が難しい方向けにオンライン外来を設置しています。妊娠線のケア方法を含め、妊娠中の様々なお悩みを自宅から専門医に相談することができます。

本記事では、妊娠線ができる原因やいつからケアを始めるべきか、効果的とされる成分やクリームの選び方について、産婦人科専門医が詳しく解説します。当院で臨床試験中のオリジナル妊娠線予防クリームの情報や、オンライン外来の活用法についてもご紹介します。

妊娠線とは?できる原因と仕組み

妊娠線(にんしんせん)とは、妊娠中にお腹などの皮膚に生じる赤紫色の線状の跡のことです。英語では「ストレッチマーク」と呼ばれ、医学的には「皮膚線条(ひふせんじょう)」や「線状皮膚萎縮症」とも言います。見た目には皮膚が裂けたように見え、初めは赤みがありますが、時間の経過とともに周囲の皮膚より白っぽい色に落ち着いていきます。

妊娠線が起こる原因(皮膚の構造と変化)

皮膚は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっています。妊娠によって急激にお腹が大きくなると、皮下組織の脂肪が増え、外側の真皮や表皮も引っ張られて伸びていきます。しかし真皮は柔軟性が高くないため、皮下脂肪の増加スピードに追いつけず裂けてしまうことがあります。一方、表皮は真皮に比べ柔軟性が高いため、真皮が裂けても出血することはありませんが、断裂した部分から毛細血管が透けて赤紫色の妊娠線が現れます

妊娠線ができる背景にはホルモンバランスの変化も影響すると言われています。妊娠中は副腎皮質ホルモン(ステロイド)の分泌が増え、コラーゲン線維が弱くなることが指摘されています。そのため、皮膚が急激に引き伸ばされる力皮膚組織の弱まりが相まって、真皮に断裂が生じやすくなると考えられています。

一度できてしまった妊娠線は, 真皮の損傷による瘢痕(傷あと)のような状態のため、出産後に皮膚が縮んでも完全に消えることはありません。そのため「できてしまってから治す」のではなく「できる前に予防する」ことが非常に大切になります。

妊娠線はいつからできる?できやすい人・できやすい部位

妊娠線が現れる時期は人によって差がありますが、一般的には妊娠後期(お腹が大きくなる7〜9か月以降)にできる場合が多いです。ただし、早い人では妊娠中期(5〜6か月頃)から妊娠線が出始めることもあります。中には一週間ほどの短期間で一気に妊娠線が増えてしまうケースもあります。妊娠線は基本的にはお腹が大きくなるにつれて目立つようになるため、お腹の張り出しが本格化する妊娠後期が要注意の時期と言えるでしょう。

妊娠線ができやすい場所は、まずお腹(腹部)が代表的です。特にへその下あたりの下腹部から脇腹にかけては、皮下脂肪がつきやすく急激に膨らむため妊娠線が生じやすくなります。お腹以外にも胸(バスト)や太ももお尻二の腕脇の下など、妊娠中に脂肪がつきやすくなる部位には妊娠線ができることがあります。例えば妊娠によるバストアップで胸に、体重増加で太ももやお尻に、それぞれ妊娠線が現れるケースがあります。

さらに、以下のような「妊娠線ができやすい人」の特徴があります。

  • 乾燥肌の人:肌が乾燥すると、柔軟性が低下するため、真皮が裂けやすくなり妊娠線ができやすくなります。もともと乾燥肌の人は保湿ケアを念入りに行う必要があります。
  • 妊娠中に急激に体重が増えた人:短期間で体重が増えると皮下脂肪が急速に蓄えられ、皮膚の伸びるスピードが追いつかず妊娠線ができやすくなります。特に妊娠後期に体重が一気に増加すると注意が必要です。
  • 小柄・痩せ型の人:もともとの体格が小さい方や痩せ型の方は、妊娠によってお腹が急激に大きくなる傾向があります。皮膚が引き伸ばされる変化が大きいため、妊娠線ができやすいとされています。
  • 経産婦(2人目以降の妊娠):経産婦さんは初産に比べてお腹が大きくなるスピードが速いと言われます。急な体型変化に真皮が追いつきにくく、妊娠線ができやすい傾向があります。
  • 高齢妊娠(35歳以上):年齢を重ねると皮膚の弾力・柔軟性が低下しがちです。真皮の柔軟性がおちると裂けやすくなるため、若年より妊娠線ができやすい傾向があります。35歳以上で妊娠された方はより早めに予防ケアを始めるとよいでしょう。
  • 双胎妊娠(多胎妊娠):双子などお腹の赤ちゃんが2人以上いる場合、妊娠後期のお腹の大きさは単胎(1人)妊娠より大きくなりやすく、皮膚の急激な伸展も起こります。そのため妊娠線もできやすくなります(※双胎妊娠は経過も異なるため、主治医と相談しつつケアしてください)。

このように、「急激な体型変化」と「皮膚の柔軟性の低下」が重なった場合に妊娠線は特に起こりやすくなります。裏を返せば、これらをコントロールすることで妊娠線の発生リスクを減らせる可能性があります。次章では、そのために「いつから」「どのように」予防ケアを行えばよいかを解説します。

妊娠線の予防はいつから始めるべき?

妊娠線の予防ケアは、可能であれば妊娠初期(妊娠3ヶ月頃まで)から始めるのが理想です。妊娠線は人によっては妊娠5ヶ月以降に出現し始めるため、お腹が大きくなり始める前から対策をしておくことが重要です。特に前述のように妊娠線ができやすい体質・条件に当てはまる方(経産婦や双子妊娠、乾燥肌の方など)は、できるだけ早めにケアを開始しましょう。

とはいえ、妊娠初期はつわりなど体調が不安定な方も多く、スキンケアまで手が回らない場合もあります。体調が優れないときは無理をせず、まず身体を休めることが第一です。つわりが落ち着いてきた妊娠中期以降に本格的にケアを始めても遅くはありません。妊娠線予防で大切なのは「継続すること」ですから、体調に合わせてできる範囲で少しずつケアを取り入れていきましょう。

万一、妊娠線が「できてしまいそう」「うっすら線が見えてきた」と感じた場合も、その時点からケアを始めればそれ以上の悪化(線が太くなったり増えたりすること)を防ぐ効果が期待できます。妊娠線は最初は赤い線ですが時間とともに白く落ち着きます。そのため、できかけの段階〜赤いうちに保湿ケアを集中的に行うことで、色や状態が早く落ち着く可能性もあります。

要は、妊娠線対策に「早すぎる」ということはなく、思い立った時が始めどきです。妊娠初期からゆるやかにケアを続け、妊娠中期・後期はお腹の変化に合わせて重点的にケアしましょう。次に、具体的な予防ケアの方法やポイントを解説します。

妊娠線を予防するためのケア方法

妊娠線予防の基本は、「皮膚をしっかり保湿して柔軟に保つこと」「急激に太らないよう体重変化を穏やかにすること」の二つです。加えて、皮膚への物理的なケア(マッサージや腹帯の使用)も補助的に効果が期待できます。それぞれ具体的な方法を見ていきましょう。

保湿ケア(クリーム・オイル)で皮膚の柔軟性を保つ

肌の乾燥を防ぎ、皮膚を柔らかく保つことが妊娠線予防の最も重要なポイントです。特に乾燥肌の方は真皮が裂けやすいため、保湿によって皮膚の弾力を高めることが大切です。具体的には以下のような保湿ケアを毎日継続しましょう。

  • 妊娠線予防専用のクリームやオイルを塗る:入浴後や就寝前など、肌が清潔で血行が良いタイミングで、お腹や胸、太ももなど妊娠線ができやすい箇所にクリームやオイルを塗りましょう。専用製品でなくとも、敏感肌向けの高保湿クリームやボディローションでも構いません。重要なのは「毎日続けて皮膚を保湿すること」です。
  • 朝晩2回の保湿が理想:できれば朝と夜の2回、お腹周りを中心に保湿ケアを行います。忙しくて難しい場合は夜だけでも継続しましょう。
  • お風呂上がりはチャンス:入浴後は皮膚が柔らかくなり保湿成分も浸透しやすい状態です。バスタイム後はボディクリームをたっぷり塗って水分の蒸発を防ぎましょう。
  • かゆみも予防:お腹が大きくなると皮膚が引き伸ばされてかゆみを伴うことがあります。保湿はこの妊娠中の皮膚のかゆみ対策としても有効です。

なお、妊娠中は肌が敏感になることもあり、普段平気な化粧品でかぶれてしまうことがあります。低刺激・無香料・無着色・防腐剤無添加など妊娠中の敏感肌でも使いやすい製品を選ぶと安心です。パッチテストを行うか、最初は腕の一部などで試して問題ないか確認してからお腹に使うようにしましょう。

妊娠線予防クリームの成分:何が効果的?

世の中には多くの「妊娠線予防クリーム」や「マタニティオイル」が販売されていますが、配合成分にも注目して選ぶことをおすすめします。一般的に妊娠線予防を目的とした製品には以下のような成分が含まれていることが多いです。

  • ヒアルロン酸:高い保水力で肌のうるおいを保ち、真皮の保湿を助けます。実際、ヒアルロン酸を含むクリーム(アルファストリアやVerumという製品)が予防に使われた臨床研究もあります。
  • ビタミンE(トコフェロール):抗酸化作用を持つビタミンEは皮膚の血行を良くし、柔軟性を保つ効果が期待されます。多くの妊娠線予防クリームやオイルに配合されています。
  • 植物油(オリーブオイル、アーモンドオイル、ホホバオイルなど):天然のオイル成分は肌をしっとりさせ、水分の蒸発を防ぎます。中でもオリーブオイルやアーモンドオイルは昔から妊娠線ケアに用いられてきました。
  • シアバター・ココアバター:植物由来の油脂で、高い保湿効果があります。肌を保護し柔軟にします。ココアバターを使用したクリームも市販されています。
  • コラーゲン・エラスチン:皮膚の弾力を保つ真皮成分で、加水分解コラーゲンなどの形でクリームに配合されることがあります。浸透して直接真皮を補うかは定かではありませんが、保湿効果による間接的な作用が期待されます。
  • セラミド:肌のバリア機能を担う成分で、水分保持に重要な役割を果たします。セラミド配合のクリームは乾燥肌対策に有用です。
  • ツボクサエキス(センテラ・アジアチカ)やアラントイン:コラーゲン生成を促す作用や皮膚修復を助ける作用があるとされ、妊娠線ケア用品にも含まれることがあります。

これらの成分自体はいずれも肌の保湿や柔軟性維持に役立つものですが、実際に「この成分が入っていれば妊娠線ができない」という決め手となるエビデンスは残念ながら十分ではありません。例えば、ヒアルロン酸やビタミンEを含むクリーム、ココアバター、オリーブオイルなどを使った複数の研究でも、「何もしなくてもできにくくなる」ほどの明確な差は示されなかったという報告があります。したがって、「この成分入りなら絶対安心」と過信せず、あくまでサポート的なものと考えることが重要です。

大切なのは自分の肌に合った保湿剤を見つけて毎日ケアを続けることです。成分表示を確認し、刺激が少なく保湿効果の高いものを選びましょう。もし成分について不安や疑問がある場合は、担当の医師や薬剤師に相談すると良いでしょう。

適正な体重管理(食事と運動)

妊娠中の急激な体重増加を避けることも妊娠線予防には重要です。体重が短期間で大きく増えると皮膚への負担も大きくなり、真皮の断裂(妊娠線)のリスクが高まります。妊娠中は赤ちゃんの成長のために適度な体重増加が必要ですが、「妊婦だから」と気を抜いて過剰に食べ過ぎるのは禁物です。

日本産科婦人科学会のガイドラインでは、妊娠中の体重増加の目安が妊娠前のBMIに応じて提示されています。例えば、妊娠前のBMIが18.5〜25の標準体型の妊婦さんでは妊娠全期間で約10〜13kgの体重増加が適正とされます。痩せ型(BMI18.5未満)の人で12〜15kg、肥満傾向(BMI25.0以上)の人で7〜10kg程度が目安です。個人差はありますが、おおむね1か月あたり1〜2kg未満のペースでゆるやかに増えていくのが理想です。

適正な体重管理のポイント:

  • バランスの良い食事:タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく含んだ食事を心がけましょう。特に肌の健康にはタンパク質(コラーゲンの材料)やビタミンC(コラーゲン合成に必要)、ビタミンE(抗酸化作用)なども大切です。甘いものや脂っこいものを食べすぎると急激な体重増加に繋がりやすいので注意します。
  • 規則正しい食習慣:間食ばかりしたり夜遅くにドカ食いするといったことを避け、1日3食規則的に食べます。どうしても空腹感が強い時はゆで卵やヨーグルト、果物など栄養があり適度なカロリーの間食を取り入れましょう。
  • 適度な運動:妊娠経過に問題がなければ、医師の許可のもとで適度な運動を続けましょう。ウォーキングやマタニティヨガ、スイミングなどは妊婦さんにも比較的安全にできる運動です。運動は消費カロリーを増やすだけでなく血行を促進し、皮膚の新陳代謝も高めます。ただし無理は禁物で、体調が悪い日は休んでください。
  • 急激に増やさない:健診のたびに体重をチェックし、増加ペースが急になっていないか把握しましょう。短期間で体重が増えすぎた場合は、次の週はおやつを控える・野菜中心にするなどして調整します。

体重を緩やかにコントロールすることは、妊娠線の予防のみならず妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の予防、産後の体型維持にも繋がります。主治医と相談しつつ、無理のない範囲で体重管理に取り組みましょう。

お腹のマッサージや腹帯の活用

皮膚への物理的なサポートも妊娠線予防の補助になります。

お腹のマッサージ:保湿クリームを塗った後に、優しくお腹をマッサージするのも一つの方法です。皮膚はゆっくり伸ばされれば順応できるので、マッサージによって皮膚が引っ張られるのを和らげる効果が期待できます。お風呂上がりにクリームを塗りながらお腹全体を円を描くように撫でると、保湿と血行促進にもなり一石二鳥です。ただし、強くこすり過ぎないことが重要です。妊娠中はホルモンの影響で色素沈着が起こりやすくなっており、強い摩擦はシミの原因にもなりえます。また過度なマッサージは皮膚のたるみを招くこともあるため、あくまで優しく撫でる程度に行いましょう

腹帯・マタニティガードルの使用:いわゆる腹帯(はらおび)やマタニティ用ガードルを活用するのも手です。必ずしも全員が着用すべきものではありませんが、腹帯でお腹を支えることで皮膚が急激に伸びるのをある程度抑えられる可能性があります。特に動くときに腹部が揺れるのを支えてくれるため、腰痛防止など他のメリットもあります。妊娠線予防目的で使う場合は、締め付けすぎない柔らかい素材の腹帯やガードルを選びましょう。きつすぎる着用は血行を妨げ逆効果なので注意が必要です。

以上述べたような保湿・体重管理・マッサージ・腹帯が主な妊娠線予防策となります。次に、当院(レディースクリニックなみなみ)で取り組んでいる妊娠線予防のための最新の試みについてご紹介します。

レディースクリニックなみなみオリジナルの妊娠線予防クリーム

妊娠線に関しては「確実な予防策がない」とお伝えしましたが、裏を返せば「もっと効果的な方法を見つけたい」というニーズがあるということです。当院では、妊婦さんが少しでも安心してマタニティライフを送れるよう、オリジナルの妊娠線予防クリームの開発に取り組んでいます。現在、試験を行いながらその効果と安全性を検証している段階です。

このオリジナルクリームは、高い保湿力低刺激にこだわり、妊娠中の敏感なお肌にも使いやすい処方となるよう研究されています。具体的な成分は試験中のため詳しくお伝えできませんが、ヒアルロン酸やセラミドなど皮膚の水分保持に寄与する成分、コラーゲンの生成をサポートする成分など、医学的エビデンスに基づいた素材を厳選して配合予定です。もちろんパラベンフリーや無香料など、妊娠中に安心して使える品質を追求しています。

試験では、実際に妊婦さんに協力いただき、妊娠線の発生状況や肌状態への影響を観察しています。効果が実証され、皆様に提供できる段階になりましたら、当院の公式サイトや院内掲示などでお知らせいたします。妊娠線予防の新たな選択肢として、お役に立てるよう現在も研究開発を続けております。

妊娠線に不安を感じている方、既存のクリームでかぶれてしまった経験がある方なども、診察時にお気軽にご相談ください。市販のクリームの使い方アドバイスはもちろん、将来的には当院オリジナル製品も提供できるよう努めてまいります。タイミングによっては試験に参加可能だったり、試供品を提供できる場合もございますのでお気軽にお問い合わせください。

妊娠中の不安はオンライン外来で相談を

妊娠線は多くの妊婦さんに起こり得る皮膚の変化ですが、日々の保湿ケアと適切な体重管理によって予防に努めることができます。妊娠初期から肌をいたわり、妊娠線ができにくいコンディションを整えていきましょう。完璧に防ぐのは難しいものの、ケアを続けることで「できる本数が減った」「薄く目立たなくなった」という声もあります。妊娠線予防クリームも上手に活用しつつ、ご自身のペースで取り組んでみてください。もし不安なことがあれば、レディースクリニックなみなみの産婦人科医・スタッフがサポートいたしますので、お気軽にオンライン外来や対面診療でご相談ください

「こんなこと聞いていいのかな?」と思うことほど、ぜひ遠慮なくご相談ください。 妊娠中の不安を一人で抱え込む必要はありません。当院のオンライン外来は妊婦さんの心強いサポーターとして、つわりをはじめ、体調面・メンタル面のケアをお手伝いします。

レディースクリニックなみなみのつわり外来を予約する

妊娠線に関するよくある質問

妊娠線予防はいつから始めるべきですか?

できれば妊娠初期(妊娠3〜4ヶ月)から始めるのが理想です。ただし、つわりで体調がつらい場合は無理せず、妊娠中期以降に本格的な保湿ケアをスタートしても効果は期待できます。

どんな成分が入ったクリームを選べばいいですか?

ヒアルロン酸やセラミド、ビタミンE、コラーゲン、シアバターなど保湿・肌弾力維持に寄与する成分を含んだものがおすすめです。敏感肌の方は無香料・無着色・低刺激処方を選んでください。

市販のクリームでかぶれてしまったらどうすれば?

まずは使用を中止し、皮膚科または当院オンライン外来でご相談ください。当院オリジナルクリームも低刺激設計で開発中ですので、経過に合わせてご案内いたします。

体重管理も必要と聞きましたが、具体的にどれくらい増やしていい?

妊娠前のBMIにより異なりますが、標準体型(BMI18.5〜25)の方なら妊娠全期間で約10〜13kgが目安。急激な増加を避け、1ヶ月あたり1〜2kg未満のペースを意識しましょう。

妊娠線がうっすら見えてきた場合は?

赤く見え始めた段階から保湿ケアを強化すると、線の太さや色の落ち着きに差が出ることがあります。毎日のクリーム塗布とマッサージを継続してください。

お腹以外の部位(胸や太もも)にもできるのでしょうか?

はい。お腹以外にもバストアップする胸や、体重増加で太もも・お尻・二の腕にもできることがあります。これらの部位も同様に保湿ケアが必要です。

オンライン外来で妊娠線予防の相談はできますか?

可能です。つわりで来院が難しい方も、自宅からスマホやPCで専門医にご相談いただけます。製品の使い方や肌トラブルのご相談もお気軽にどうぞ。

レディースクリニックなみなみの外来を予約する

当院のつわり」のページもぜひご覧ください。他の治療や症状についても紹介しています👇️

レディースクリニックなみなみのつわり外来のページはこちら
クリニックなみなみ 院長 叶谷愛弓

執筆者兼監修者プロフィール

レディースクリニックなみなみ
院長 叶谷愛弓

東大産婦人科に入局後、長野県立こども病院、虎の門病院、関東労災病院、東京警察病院、東京都立豊島病院、東大病院など複数の病院勤務を経てレディースクリニックなみなみ院長に就任。

資格

  • 医学博士
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
  • FMF認定超音波医
総監修者について詳しく見る 

…続きを見る

コラム一覧をみる

アクセス
  診療時間

住所 東京都目黒区目黒1丁目6−17
Daiwa目黒スクエア 1階
最寄駅 JR山手線、東京メトロ南北線・三田線
東急目黒線「目黒」駅 徒歩4分
診療時間 月・火・木・金 
午前 9:00-13:00 午後 14:20-19:20
土・日 
午前 9:00-13:00 午後 14:20-17:00
休診日 水・祝