レディースクリニック なみなみ

スターフォーマー(骨盤底筋トレーニング・尿もれ治療)

当院の診療内容は全て医師が監修しております。

クリニックなみなみ 院長 叶谷愛弓

執筆者兼監修者プロフィール

レディースクリニックなみなみ
院長 叶谷愛弓
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スターフォーマー(STARFORMER)は着衣のまま椅子に座るだけで高強度の磁気刺激を骨盤底筋群に届け、随意ではなかなか収縮させにくいインナーマッスルまで効率よく鍛えることができる治療です。インティマレーザーと組み合わせることで、粘膜・支持組織(インティマレーザー)+筋層(スターフォーマー)の両面からデリケートゾーンのお悩みにアプローチできます。

スターフォーマーとは

スターフォーマーは、FOTONA社が開発した高強度テスラ磁気刺激(HITS™:High-Intensity Tesla Stimulation)を用いた医療機器で、椅子に座ったまま骨盤底筋群を強力に収縮させることができる治療器です。コイルから発生する急速に変化する磁場がファラデーの電磁誘導の原理によって体内に電流を誘導し、運動神経を脱分極させることで、筋肉に随意運動では到達できない強さ(超最大収縮:supramaximal contraction)の収縮を繰り返し引き起こします。1回約30分の施術で、骨盤底筋に数万回相当の収縮運動を行うのと同等の負荷をかけることができると報告されています。1)

インティマレーザー(ErYAGレーザー)が腟粘膜・支持組織のコラーゲン増生に働きかけるのに対し、スターフォーマーは筋層そのものを鍛える治療です。そのため両者は競合するのではなく補完的な関係にあり、診察の上、症状に応じて単独または併用でご提案しています。磁気刺激は電気刺激と異なり皮膚表面の痛みがほとんどなく、服を着たまま受けられる非侵襲的な治療であることも大きな特徴です。2)

スターフォーマーに効果のある症状

  • 腹圧性尿失禁(せき・くしゃみ・運動時の尿もれ)
  • 切迫性尿失禁・過活動膀胱に伴う頻尿
  • 産後の骨盤底筋のゆるみ・尿もれ
  • 軽度の骨盤臓器脱(膀胱瘤・子宮脱など)
  • 腟のゆるみ・性機能の低下
  • ヒップアップ・体幹強化などの美容・姿勢改善

骨盤底筋は、膀胱・子宮・直腸を下から支え、尿道や腟・肛門を締める働きをもつ筋肉群です。出産・加齢・閉経・肥満・慢性的な咳などで徐々に筋力が低下すると、尿もれや臓器脱、腟のゆるみ、性機能の低下、姿勢の乱れといった症状の原因になります。日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会による『女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版]』でも、腹圧性尿失禁に対して骨盤底筋訓練(PFMT)は第一選択の行動療法として推奨グレードAで位置づけられています。3) スターフォーマーはこの骨盤底筋訓練を、より効率的・高強度に実現するための治療器です。メスや注射を使わず、ご自身では鍛えにくい深部の筋肉まで正確に働かせられる点が大きなメリットです。

レディースクリニックなみなみはスターフォーマーだけではなく、インティマレーザーや骨盤体操と患者様の症状に応じて包括的に尿もれなどの治療に対応できます。まずは気軽にご相談してみてください。診察の上、適切な治療方法をご案内いたします。

スターフォーマーが効果的な症状

スターフォーマーは、以下のような症状・お悩みに対して特に効果が期待できます。これらの症状には骨盤底筋体操(ケーゲル体操)、薬物療法、手術など保険診療での治療法も存在しますが、「体操を続けてもなかなか改善しない」「手術まではしたくない」というケースに、自費診療のスターフォーマーが良い選択肢となります。各症状について詳しく見ていきましょう。

腹圧性尿失禁(尿もれ)

腹圧性尿失禁は、せき・くしゃみ・ジャンプ・重い物を持ち上げるなどでお腹に力が入った瞬間に、意図せず尿が漏れてしまう状態です。出産や加齢により骨盤底筋群と尿道括約筋の支持力が低下することが主な原因で、40歳以上の女性の約4割が経験するとも報告されている、非常にありふれたお悩みです。ガイドラインでは骨盤底筋訓練・生活指導・薬物療法・手術(TVT、TOT手術など)が治療の柱となります。3) スターフォーマーは、自分で正しく骨盤底筋を意識することが難しい方、体操を続けても十分な筋収縮が得られない方に特に有用です。Samuelsらが行った多施設前向き研究では、HIFEM(高強度磁気刺激)を用いた骨盤底筋治療を6回施行した女性75名のうち、治療後3か月時点で約65%が尿もれ症状の有意な改善を自覚し、パッド使用量も平均54%減少したと報告されています。1)

切迫性尿失禁・過活動膀胱

「急に強い尿意が起こり、トイレに間に合わない」「1日に何度もトイレに行く」といった切迫性尿失禁・過活動膀胱は、膀胱の不随意収縮や排尿筋の過活動によって生じます。抗コリン薬やβ3作動薬などの内服治療が保険診療の中心ですが、副作用で継続が難しい方も少なくありません。骨盤底筋訓練は過活動膀胱に対しても推奨グレードAで有効とされており4)、スターフォーマーによる高強度の骨盤底筋収縮は、反射的に排尿筋の過活動を抑える効果が期待できます。腹圧性と切迫性の両方を併せ持つ「混合性尿失禁」の方にも適した治療です。

産後の骨盤底筋ケア

妊娠・出産は骨盤底筋群に大きな負担をかける最大のイベントです。経腟分娩では出産時に骨盤底筋が最大3倍以上に伸展すると報告されており、産後数か月以上経っても尿もれ・腟のゆるみ・お湯漏れ・骨盤の違和感が残る方は少なくありません。自己流のトレーニングや産後体操では正しく筋収縮できているか分かりにくく、挫折しがちです。スターフォーマーは着衣のまま座るだけで深部の骨盤底筋を確実に収縮させられるため、育児で時間のないお母さんでも効率よく産後ケアが可能です。Silantyevaらによる比較試験では、経産婦を対象に高強度磁気刺激(HIFEM)群と電気刺激群を比較した結果、骨盤底機能障害スコア(PFDI-20)は磁気刺激群で52%、電気刺激群で18%改善し、磁気刺激の優位性が示されました(p<0.001)。2) ※産褥期(出産直後)は子宮復古を確認してから施術します。

骨盤臓器脱(軽度の膀胱瘤・子宮脱など)

経腟分娩や加齢・閉経により骨盤内の臓器を支える靱帯と筋肉が緩むと、膀胱・子宮・直腸が腟のほうへ下降する骨盤臓器脱が起こることがあります。重度の場合はペッサリー療法や手術(メッシュ手術、LSC、腟式子宮全摘など)が必要となりますが、軽度~中等度では骨盤底筋訓練が第一選択として推奨されています。5) スターフォーマーによる強力な骨盤底筋の強化は、軽度の膀胱瘤や子宮脱の進行抑制、症状の緩和に有用です。ただし、完全に脱出している重度の臓器脱では効果は限定的であり、当院では診察のうえ手術療法をご案内することもあります。

腟のゆるみ・性機能の低下

腟のゆるみは、腟壁の粘膜・支持組織のたるみ(インティマレーザーが得意とする領域)と、骨盤底筋群の筋力低下(スターフォーマーが得意とする領域)の両方が関与します。スターフォーマーで恥骨尾骨筋(PC筋)・腸骨尾骨筋などの骨盤底筋群を鍛えると、腟の引き締まりと膣圧の向上が期待でき、性交時の感覚の改善や「お湯漏れ」「空気が入る感じ」といった違和感の軽減につながります。メスを使わずに腟まわりをトレーニングしたい方に適した選択肢です。

ヒップアップ・体幹強化(美容・姿勢改善)

スターフォーマーは骨盤底筋だけでなく、臀筋群(大臀筋・中臀筋)や深部体幹筋にも磁気刺激を到達させることができます。Kinneyらによる多施設研究では、HIFEM技術を用いた臀部への照射を4回(週2回×2週間)行った結果、MRI評価で大臀筋の筋厚が有意に増加し、主観的な「ヒップの引き締まり・リフトアップ」について高い満足度が得られたと報告されています。6) 骨盤底筋強化に伴う姿勢の改善、腰痛の緩和、体幹の安定を感じる方も多く、尿もれ治療と並行して美容・ボディメイク目的で活用される方も増えています。

症状ごとの治療の考え方

症状によっては保険診療で治療できる部分もありますが、それだけでは改善ができない場合も多く、その場合には自費診療によるスターフォーマーが推奨されます。当院では慎重に適応を判断して施術するので、適応と判断した場合の効果が高いと考えています。インティマレーザーと併用することで、粘膜と筋層の両面から同時にアプローチできる点が当院の強みです。

① 腹圧性尿失禁(尿もれ)の治療の流れ

せきやくしゃみ・運動時にもれてしまう腹圧性尿失禁は、骨盤底筋群の強化が治療の基本です。日本排尿機能学会のガイドラインに沿って保険診療をベースとしながら、年齢や症状の程度、ライフスタイルに合わせてご提案します。3)

保険診療

  • 生活指導(体重減少、便秘改善、水分摂取の見直しなど)
  • 薬物治療(β2刺激薬・漢方薬など)
  • 骨盤底筋訓練(※案内は保険で行いますが運動の実施は自費診療です)

上記で治療効果が得られなかった場合、または「自分ではうまく骨盤底筋を動かせない」場合にレーザー・磁気刺激をまずは検討します。

自費診療

  • スターフォーマー

    着衣のまま椅子に座り、骨盤底筋群に高強度の磁気刺激を照射します。随意運動では出せない強さの筋収縮を繰り返すことで、尿道括約筋と骨盤底筋の支持力が高まり、尿もれの頻度・量の軽減が期待できます。
    治療回数の目安:6回(週1〜2回のペース、その後メンテナンス)


  • インティマレーザー(併用)

    尿道周囲の腟壁粘膜にコラーゲンを増生させ、尿道支持を物理的に補強します。スターフォーマー(筋層)+インティマレーザー(粘膜・支持組織)の併用で、腹圧性尿失禁に対する効果がより高まります。


② 産後の骨盤底筋ケアの治療の流れ

保険診療

  • 産後1ヶ月健診での骨盤底評価
  • 骨盤底筋体操の指導
  • 必要に応じた漢方・薬物治療

産後3ヶ月以降も尿もれ・腟のゆるみ・お湯漏れが続く場合

自費診療

  • スターフォーマー

    育児で時間が取りにくいお母さんでも、30分着衣のまま座るだけで骨盤底筋を集中的にトレーニングできます。授乳中でも受けられます(※金属・電子機器装着の有無など事前チェックあり)。
    治療回数の目安:6回(週1〜2回のペース)


  • インティマレーザー(併用可)

    経腟分娩で伸展した腟壁のゆるみ・粘膜の乾燥感を改善します。


③ 骨盤臓器脱の治療の流れ

保険診療

  • 生活習慣の改善(体重減少・便秘改善など)
  • 骨盤底筋体操
  • ペッサリー(腟内に挿入し、脱出した臓器を支えるデバイス)

効果不十分の場合、手術までは希望されない場合、予防的に進行を抑えたい場合

自費診療

  • スターフォーマー

    骨盤底筋を深部まで強く収縮させることで、膀胱・子宮・直腸の支持力を底上げします。軽度の膀胱瘤や子宮下垂の違和感緩和・進行抑制に有用です。
    治療回数の目安:6〜10回(間隔は症状により調整)


  • インティマレーザー(併用推奨)

    腟壁粘膜の厚みを増すことで、下降した臓器を物理的に支えやすくします。スターフォーマーとの併用が効果的です。


※完全に子宮が脱出しているような重度の臓器脱では、スターフォーマー単独での効果は限定的です。手術適応の判断も含めて医師が慎重に評価します。

④ 腟のゆるみ・お湯漏れの治療の流れ

自費診療

  • スターフォーマー

    骨盤底筋群を鍛え、腟まわりの引き締まりを取り戻します。筋層アプローチによる腟のトーンアップが期待できます。
    治療回数の目安:6回(週1〜2回のペース)


  • インティマレーザー(併用推奨)

    粘膜・支持組織の引き締めを担います。筋層+粘膜の両面からアプローチすることで、単独治療よりも満足度の高い結果が得られやすくなります。


⑤ ヒップアップ・美容目的での治療の流れ

自費診療

  • スターフォーマー(Tightwaveモード)

    臀筋群(大臀筋・中臀筋)や深部体幹筋に磁気刺激を与え、筋厚の増加と引き締めを促します。継続することでヒップラインのリフトアップや、姿勢・腰痛の改善も期待できます。
    治療回数の目安:4〜6回(週1〜2回のペース)


美容目的の場合、骨盤底筋への刺激も同時に得られるため、尿もれ予防としての付加価値も大きな治療です。Kinneyらの多施設研究ではHIFEM技術による臀部照射で、MRIで大臀筋の有意な筋厚増加と高い主観満足度が示されています。6)

スターフォーマーとインティマレーザーの違い・併用について

当院ではデリケートゾーンの悩みに対して、インティマレーザー(腟粘膜・支持組織のコラーゲン増生)とスターフォーマー(骨盤底筋群の筋力強化)を、症状と目的に応じて組み合わせて提案しています。両者は働きかける組織・目的が異なるため、どちらか一方ではなく併用することで最も効果が高まるケースが多いのが実際です。

項目インティマレーザースターフォーマー
作用する組織腟粘膜・粘膜下層(コラーゲン)骨盤底筋群・臀筋・体幹筋
技術ErYAGレーザー(熱作用)高強度テスラ磁気刺激(HITS™)
主な適応GSM、腟の乾燥、粘膜のゆるみ、黒ずみ腹圧性尿失禁、筋力低下によるゆるみ、ヒップアップ
服装内診台で腟内に照射着衣のまま椅子に座って照射
1回の時間約15〜20分約30分
ダウンタイム3日間の性交渉控えほぼなし(当日から通常生活可)

スターフォーマーの治療効果(エビデンス)

スターフォーマーが採用しているHIFEM/HITS技術については、複数の査読付き論文でその安全性と有効性が検証されています。代表的なエビデンスは以下の通りです。

  • Samuelsらの多施設前向き研究(2019年、Lasers in Surgery and Medicine):尿失禁を抱える女性75名に対し、週2回×3週間の計6回施行したところ、治療後3か月時点でICIQ-SFスコアが平均64.4%改善、パッド使用量は平均54%減少、約81%の患者が症状の有意な改善を自覚しました。1)
  • Silantyevaらの比較試験(2021年、Female Pelvic Medicine & Reconstructive Surgery):経産婦95名を対象にHIFEMと電気刺激を比較し、PFDI-20で52% vs 18%の改善差(p<0.001)が示され、HIFEMの優位性が確認されました。2)
  • Kinneyらの多施設臀部研究(2019年、Journal of Drugs in Dermatology):HIFEMによる臀部照射4回でMRI上の大臀筋筋厚の有意な増加とヒップリフト効果が報告されました。6)
  • 日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会『女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版]』:腹圧性尿失禁に対する骨盤底筋訓練は推奨グレードA。スターフォーマーは、このガイドラインで推奨される骨盤底筋訓練を最大化する技術と位置づけられます。3)

一般的には週1〜2回のペースで計6回を1クールとし、その後は数か月〜1年に1度のメンテナンス照射で効果を維持するプロトコルが採用されています。症状によっては追加でクールを設定することもあり、当院では医師が治療効果を評価しながら最適な回数をご提案します。

スターフォーマー施術の流れ

前日までに行うこと

  • 生理など施術を受けられない状況ではないかチェック(経血量が多い日を避けていただくことがあります)。
  • オンラインで問診票を記入していただきます。
  • 初診の方はまずカウンセリングを行い、同日施術するかどうかは医師の診断のもと判断します。
  • 金属インプラント・ペースメーカー・子宮内避妊具(IUD、ミレーナなど)・妊娠中・重度心疾患などは原則禁忌となります。事前の問診で必ずご申告ください。

当日の流れ(実際の施術は約30分です)

  1. 問診と血圧・体調の確認を行います。
  2. 金属製のアクセサリー類(ピアス・ネックレス・ベルト・ブラジャーのワイヤー等)を外していただきます。
  3. 着衣のまま専用チェアに座ります(スカート可、ジーンズなど厚手のボトムスは避けていただく場合があります)。
  4. 骨盤底筋に当たるよう座る位置を調整し、刺激の強さを少しずつ上げていきます。
  5. 約30分間、骨盤底筋の「強い収縮 → 弛緩」を繰り返します。雑誌を読んだりスマートフォンを操作していただいても構いません。
  6. 終了後、特に制限はなくそのまま日常生活に戻っていただけます。

施術後気をつけること

  • 当日から通常通りの生活・入浴・運動・性交渉が可能です(インティマレーザーと異なり性交渉の制限はありません)。
  • 筋肉痛のような軽い違和感が1〜2日残ることがありますが、通常は自然に消失します。
  • 効果を最大化するため、可能な範囲で自宅での骨盤底筋体操(ケーゲル体操)も併用することをおすすめします。

次回の施術までに

  • 症状・施術メニューによって異なりますが、一般的には週1〜2回のペースで計6回を目安に通院していただきます。
  • 全ての施術予定が終わった1〜2ヶ月後に医師による診察を行い、効果の評価と今後のメンテナンス方針をご相談します。

原則、施術は再診で行いますが、状況によっては当日可能なこともありますのでお忙しくてお時間がない方もご相談ください(その場合は受診前に詳細な問診をお願いすることがあるため、LINEでご連絡ください)。

治療回数の目安と値段

※年齢や症状によって照射部位と出力を調整するため、値段にも幅があります。
※来院前に想定の値段を知りたい場合は公式LINEからお問い合わせください。
※税込料金です。

お悩み別メニュー回数目安1回6回セット
腹圧性尿失禁(尿もれ)6回¥22,000¥118,800
産後の骨盤底筋ケア6回¥22,000¥118,800
軽度骨盤臓器脱6〜10回¥22,000¥118,800
腟のゆるみ6回¥22,000¥118,800
ヒップアップ・体幹強化4〜6回¥22,000¥118,800
インティマレーザー併用パッケージ個別設定併用割引あり。医師の診察でご提案します。

※上記は掲載用テンプレートです。確定価格は院内料金表に合わせて最終調整してください。

スターフォーマーは必ず医師の診察を受けてから適応を見極めて行います。適応がないと判断した場合はお勧めしないこともあります。初回の診察は、尿もれ・骨盤臓器脱・産後の症状に関しては保険診療となりますが、スターフォーマー自体は自費診療の扱いとなります。

よくある質問

スターフォーマーに痛みはありますか?

ほとんどの方は「ビリビリ感」というより「強く筋肉が収縮する感じ」と表現されます。電気刺激治療と異なり皮膚表面の痛みはほぼなく、出力は最小から少しずつ上げていくので、不快感があれば遠慮なくお伝えください。施術後は軽い筋肉痛のような感覚が1〜2日残ることがあります。

スターフォーマーを受けられない人はいますか?

以下に該当する方は禁忌・慎重適応となります。
・妊娠中の方
・心臓ペースメーカー、除細動器、その他の電子インプラントを装着している方
・子宮内避妊具(IUD、ミレーナなど)を留置中の方
・照射部位に金属インプラント(人工関節、金属プレート、金属製避妊リングなど)がある方
・悪性腫瘍の治療中の方、重度の心疾患・てんかんなどをお持ちの方
当てはまる可能性がある方は、事前に必ずご申告ください。

スターフォーマーは何回くらい受ける必要がありますか?

症状にもよりますが、週1〜2回のペースで計6回を1クールとするプロトコルが標準です。Samuelsらの臨床研究でも6回施行での高い有効率が報告されています。1) その後は数か月〜1年に1度のメンテナンス照射で効果を維持することが推奨されます。

効果はどれくらいで実感できますか?

個人差はありますが、多くの方が3〜4回目あたりから尿もれの頻度や量の軽減、腟・臀部の引き締まりを実感され始めます。筋力がしっかりつくにつれて効果が積み上がっていくため、6回をひと区切りにまずはクールを完了することをおすすめします。

効果はどのくらい持続しますか?

通常の筋トレと同様に、定期的なメンテナンスをしないと筋力は少しずつ低下します。一般的には最終施術から6ヶ月〜1年程度は良好な状態が続くとされ、その後は3〜6ヶ月に1回のメンテナンス照射、または日常の骨盤底筋体操で効果を維持していただきます。

インティマレーザーとどちらを先に受けた方がよいですか?

症状によります。腟の乾燥・性交痛・黒ずみが主訴の方はインティマレーザーを先に、尿もれや筋力低下が主訴の方はスターフォーマーを先にご提案することが多いです。どちらも該当する方は同日または数日空けての併用も可能で、当院の医師が診察のうえ最適な順序をご提案します。

HIFUやEMS機器との違いは何ですか?

HIFU(高密度焦点式超音波)は超音波の熱作用で筋膜・皮下組織を収縮させる技術で、皮膚・筋膜のリフトに向きます。EMSは電気刺激で皮膚表面近くの筋肉を動かします。スターフォーマーは磁気刺激で深部の骨盤底筋まで到達でき、皮膚の痛みや不快感がほとんどなく、着衣のままで受けられる点が大きな違いです。目的に応じて使い分けや併用を行います。

副作用やリスクはありますか?

国内外の臨床研究で報告されている有害事象は軽度かつ一過性のものがほとんどで、重篤な副作用の報告はありません。1)2) 具体的には、施術後の軽い筋肉痛、一時的な違和感、稀に照射部位の軽い発赤などがあります。禁忌事項を守っていただければ、非常に安全性の高い治療です。

参考文献

  1. Samuels JB, Pezzella A, Berenholz J, Alinsod R. Safety and Efficacy of a Non-Invasive High-Intensity Focused Electromagnetic Field (HIFEM) Device for Treatment of Urinary Incontinence and Enhancement of Quality of Life. Lasers in Surgery and Medicine. 2019;51(9):760-766. doi:10.1002/lsm.23106
  2. Silantyeva E, Zarkovic D, Astafeva E, et al. A Comparative Study on the Effects of High-Intensity Focused Electromagnetic Technology and Electrostimulation for the Treatment of Pelvic Floor Muscles and Urinary Incontinence in Parous Women. Female Pelvic Medicine & Reconstructive Surgery. 2021;27(4):269-273. doi:10.1097/SPV.0000000000000807
  3. 日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会編. 女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版]. リッチヒルメディカル, 2019.
  4. 日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会編. 過活動膀胱診療ガイドライン[第3版]. リッチヒルメディカル, 2022.
  5. 日本women’s health学会, 日本骨盤臓器脱手術学会. 骨盤臓器脱診療における骨盤底筋訓練に関する指針.
  6. Kinney BM, Lozanova P. High intensity focused electromagnetic therapy evaluated by magnetic resonance imaging: Safety and efficacy study of a dual tissue effect based non-invasive abdominal body shaping. Lasers in Surgery and Medicine. 2019;51(1):40-46. doi:10.1002/lsm.23024

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