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不妊症に​ならないために​1.​クラミジア検査

オレンジとベージュの椅子が並ぶ待合

当院では​不妊診療以外に​一般婦人科診療も​しています。​その​中で、​未婚の​女性やまだ​妊娠していない​患者さんには、​特に​症状とは​関係なくても
「クラミジアの​検査を​した​ことは​ありますか?」
「クラミジア検査を​しませんか?」
と​クラミジア検査を​勧めています。
クラミジア感染は​主に​性行為で​感染する​いわゆる​性行為感​染症です。​男性、​女性ともに​セックスに​より​生殖器に​感染しますが、​男性の​場合は​軽い​尿道違和感など​症状が​軽い​場合も​多く、​女性も​異常帯下や​少量の​出血、​排卵や​月経周期とは​関係ない​軽い​下腹部​痛などやはり​症状が​軽微で​放置されている​ことが​多い​病気です。​また、​オーラルセックスの​普及で​咽頭​(の​どの​粘膜)​感染を​認める​ことも​多く、​性風俗店などでの​感染も​あります。
下の​グラフは​厚生労働省で​発表している​データを​グラフに​した​ものです。

一時よりは​かなり​減少傾向に​ありますが、​未だ臨床の​現場では​よく​見ます。
 減少の​理由は​あまり​よく​わかっていませんが​自分的には​平成16年より​ジスロマックと​いう​薬が​認可され、​1回の​内服で​治療が​可能に​なったことに​より​治療が​簡便に​なり、​治療率が​上がっているのではないかと​思っています。

クラミジア感染と​不妊

女性では​主に​子宮頸管で​感染しますが、​やがて​上行感染を​おこして、​卵管周囲、​付属器や​肝臓周囲にまで​感染、​炎症を​起こします。​それに​より​卵管の​癒着、​閉塞、​肝周囲膿瘍や​癒着となり、​子宮外妊娠や​不妊症と​なる​可能性が​高くなります。​女性不妊原因で​卵管性不妊は​上位の​原因であり、​特に​クラミジア感染に​よる​ものが​ほとんどです。​治療は​抗生物質の​内服で​治りますが、​パートナーも​感染している​ことが​多く、​治療後再感染してしまうことも​多いので​一緒に​治療する​ことが​大切に​なります。​しかし、​すでに​癒着や​閉塞を​してしまった​卵管や​付属器は​クラミジアを​退治しても​治りません。​妊娠を​希望しなければ​そのまま​でも​問題ない​ことが​多いのですが、​卵管障害に​よる​不妊であった​場合は、​手術に​よる​治療や​場合に​よっては​卵管の​切除を​要する​こともあります。​一昔前、​両側卵管切除は​ほぼ永久不妊を​意味する​言葉でした。​現在で​体外受精と​いう​技術が​あるので​妊娠は​可能です。​しかし、​そうなる​前に​できるだけ早く​見つけて​治療を​しておく方が​良いと​思います。​基本的には​何の​症状も​ない​スクリーニングで​行う​検査は​自費に​なります。​しかし、​気に​なる​症状が​ある​ときは​積極的に​検査する​ことが​大切と​思っています。
検査は​頸管粘液で​調べる​方​法と​採血で​調べる​方​法が​あります。​ともにほとんど​痛みは​ない​検査ですし、​治療も​内服1回のみですから​結婚や​妊娠を​希望する​前でも​定期的に​検査を​して、​少しでも​不妊の​芽は​摘んで​おきましょう。

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